この度、International Photography Awards 2021で私の写真作品がHonorable Mention(入賞・佳作)に選出されました。
International Photography Awards(インターナショナル・フォトグラフィー・アワード/通称IPA)は、世界的な写真賞である「ルーシー賞」を主催するルーシー財団が年一回開催する世界でも最大規模のコンペティションで、国を問わず多くのカメラマン、フォトグラファーが競い合っています。
International Photography Awards ホームページ
審査メンバーには、イギリスの国立の美術館を運営するTate(テート・ブリテンやテート・モダンなど)、ロンドンの写真専門のギャラリー「Photographer’s Gallery」、NYの「SAATCHI & SAATCHI NY」、LAの「Leica Gallery」、ほかにもアジア含め各国のギャラリーのマネージャーやキュレーター、そして「マグナム・フォト」やアメリカの「TIME」誌、ストックフォト「GETTY IMAGES」などの写真関係者、写真家、写真評論家といった多くの専門家が名を連ねています。
作品の部門は、大きくProfessionalとNon-Professionalのセクションに分かれており、その中でジャンルや被写体によってさらに細かくカテゴリーが分かれています。
私が選出されたのは、文字通り写真を職業とする人が対象となるProfessionalの部で、Fine Art : Still Lifeというカテゴリーです。
「ファインアート」は、アートという言葉で分かるように撮影者の主観、コンセプトや意図を表現した写真、「スチルライフ」は人物や動くものではない静止した被写体の静物写真のことです。

TITLE : Pressed by light
Photographer : Tomoyasu Takanishi
Prize : Honorable Mention
Company/Studio : Studio Triangle
IPA 受賞作品ページ
生きた花から水分を抜いて姿を保ち続けるドライフラワー、その造形と色を、光とカメラの仕組みを駆使して奥行き、遠近感、陰影を一切排除し、イラストや標本のようにフラットに「光でプレスする」、つまり立体から平面に「光で押し花にする」というコンセプトです。
一見違和感を覚えるかもしれないこの写真ですが、立体から平面に置き換えるというのは写真の本質でもあり、それを表現できないかと取り組んだのがこのシリーズです。
撮った写真はレタッチや色補正はせず、シャープネスの調整をする程度。カメラ、レンズ、ストロボの光をコントロールして撮影した、デジタルだけどアナログな「撮ったまま」の写真です。
Nature : Flowerという、そのまま花の写真という部門もあったのですが、そういったコンセプトを背景に制作していたためファインアートというジャンルで作品を提出し、それが評価を頂けて大変嬉しく、関わった方々に感謝致します。
Honorable Mentionはまだまだ入賞の入り口で、その上に部門ごとの1st〜3rd Prize、さらにInternational Photographer of the Year Awardもあります。
また機会があればこういった作品制作でのチャレンジもしていきたいと思います。
〈このシリーズの他の写真〉

